出産後 月経血 少ないの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
20代でお子様を出産後、それまで順調だった生理周期がだんだん長くなり、月経血の量も少ない状態になりました。
まためまい・冷え・疲れ・やる気が出ないなどなどの不調も出てきました。
ぼーっとする事もあり『まるで更年期が始まってしまったのか。』と不安になり、ご相談にお見えになりました。
この女性の症状は出産後の無理や仕事での神経・頭脳の使い過ぎで、精神を養う「血」が消耗されて補給が追いつかない状態と考えられました。そこでこの女性には「血」を増やす漢方・「血」の巡りをよくする漢方・元気をつける漢方などをおすすめしました。徐々に食べ物からきちんと栄養を吸収できるようになり、体が整って1ヶ月でお元気になられました。
まず体が温まり顔色に変化が出てきました。次に生理の状態が若い頃のように改善された様です。漢方は組み合わせて服用することで本来の効き目が出てくると云われ、個人差はありますがこの女性の場合は4種類の漢方を併用し早く元気になられました。女性は生理が体の状態を教えてくれますので、毎月の生理の変化にいち早く『アレっ』と思うことがあれば、重症になる前にご相談いただきたいと思っています。
これらの症状は一見別々に思いますが、実は全て「血虚」の一言に尽きると思います。まるで「血虚」のオンパレード。「女性の本は血」という中医学の言葉がありますが、つくづく女性は「血」とはつながりが深いなと思います。
この方は出産・育児・仕事での神経の使いすぎで、体中の「血」を消耗してしまった様です。「血」は全身に栄養や温かさを運ぶと同時に、精神を養っていると考えられています。「血」に余裕がなくなると精神にもゆとりが無くなりイライラ・ヒステリー・ウツウツ・めまいなどの症状が出てくるといわれます。女性は生理が体の状態を教えてくれます。毎月の生理に注意を払いましょう。
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